うき親に言われるまま公務員になった毒親育ち。24歳の2月、リュック1つで家を出て、保証人ゼロ・貯金50万で自分の部屋を確保。10年勤めた市役所を辞め、今は「逃げ方の実務」を発信中。
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------------!特集記事!------------
「うちは毒親ってほどじゃない…はず」と思いながら読んでいるあなたは必読。


5年後、親の支配に気づいて人生を取り戻せる人と、「考えすぎだよね」と流したまま30代・40代まで心をすり減らし続ける人の違いとは…?
なぜか「自分は大丈夫」と思い込んでいる人ほど気づけない【5つのサイン】を公開。
実際に親へ怒りをぶつけに行った人間の、
リアルな実情のお話。



もっと優しい母だったら、自分はこんなにならなかった…



こんな性格になった自分は、もう良い人にはなれない…
上記のような悩み・苦しさを本記事で解消します。
僕自身、「うちは毒親だったんだ」と気づいてから、
「この20年以上の我慢は何だったんだ」という怒りを抱えながら、
結局、黙って家を出る道を選びました。
そして家を出て時間が経ち、
「あの怒りはどうなったか?」の結論がまとまった状態になったので、
この記事で「本当に親へ怒りをぶつけた人間のリアルな体験」をお伝えします。



24歳で家を出て、その1〜2ヶ月後に「約400万を返せ」という手紙が届いた人間なので、
ぶつけたら怒りはどうなるのか、実際に起きたことをお話しします
怒りを消そうと努力し続けるか?「消えていく側」に移ってみるか?あなたの分岐点になるはず!
- 親への怒りがおさまらないのは、異常なのか?
- 実際に親へ怒りをぶつけたら、どうなったのか【体験談】
- 「手放す・許す」は、何が効いて何が効かないのか?
- 親と距離を取らなくてもOKな人の特徴とは?
【うきのプロフィールと実績】
「実家にいれば生活は安定だし親孝行にもなるよね…」というありがちな義務感で実家にとどまるも、
過剰な監視・ヒステリックな暴言・自由のない生活などに発狂。1年は耐えたが、2年目で限界。ついに決死の家出を決意する。
しかし、届いたアパートの契約書を勝手に開けられて計画が親にバレ、「今すぐ解約してこい」と詰められる。
それでも引き下がらず、「解約してきます」と嘘をついて水面下で準備を続行。
親の監視下で働きながら、仕事帰りに1人で不動産屋へ通う日々。
約2ヶ月で準備を整え、保証会社を使って自分名義で部屋を契約。貯金をフルベットしてリュック1つで脱出に成功。
実家時代にずっと欲しかった「自分暮らし」を実現。
現在は当事者の立場から、同じように「出たいのに出られない」人をサポートしている。
親ばなれのイエ 実家を出たいのに出られない人へ|毒親から逃げ切る5STEPロードマップ ※本サイトにはPRが含まれる場合があります※今まさに身の危険を感じている方は、警察(110)または「DV相談プラス」(0120-279-889/24時間対応)へ。 ここから下が、「5STE...
結論:親への怒りがおさまらないのは…当然です。おかしいのは、親のほう


「その怒りは、
おさまらなくて正常です。」
これが、僕の偽らざる結論です。
気休めではなく、実際にそうだった話。
知恵袋を見ても
発言小町を見ても
海外の掲示板を見ても
どこを見ても、
「毒親に振り回されないためには、どうしたら良いのでしょうか」
という声が、いくつも並んでいます。
なのに、記事や本にまとまって出てくるのは、「もう許せた人」の話のほうなんです。



白状すると、僕も気づくまでは、
「僕がダメなんじゃないか」とか思ってたんですけどね…
怒りを、そのまま親にぶつけました。
殺すと言われました。
それでも、怒りは消えませんでした。
でも、その怒りはずっとあとになってから消えました。
きっかけは、「時間が経っただけ」でした。
親への怒りはどうして消えないのか?〜怒りが居座り続ける4つの理由〜


具体的に、なぜ親への怒りは消えないのか?
僕の場合と、同じことで困っている人の声から並べます。



「怒りは時間が解決してくれる」みたいな一般論を聞いても仕方ないと思うので、
僕自身のリアルな感情、体験でお話しします
結論は、下記の通り。
- まだ続いているから(怒りが「過去形」になっていない)
- 謝られていないから(「終わりの合図」が来ていない)
- 怒っていい相手だと、認められていないから
- 怒りの矛先が、自分に向いているから
順にお話ししていきます。
まだ続いているから(怒りが「過去形」になっていない)
まずシンプルに、僕の場合、絶縁したあとも、
- 携帯に、非通知の着信が月1〜2回
- アパートの前を、見覚えのある車がゆっくり通っていく
こういう「続き」が、
絶縁したあとも普通にあった。
これだけでもう、あの家のことは「昔の話」になってくれないんですよ。
サラッと書きましたが、
上記の箇条書き、もう一度見返して欲しくて。
だってこれって、
全部、過去じゃなくて「今」の話じゃないですか?
…と、僕もどこかでわかってはいたのに、



ま、まあ、最近は連絡も来てないし…?
もう終わったこと、のはずだし…?
↑みたいに整理した気になってたら、
たった1本の非通知の着信で、
「逃げても逃げ切れないのか」と、もう一度思い知らされる
ハメになりました。
親に偵察されたときの話の詳細は、こちらの記事で書いています。





本当に心の底から、
もっと早く毒親の元を出ていればよかったと、いまでも思います。
本当に、心の底から。
でも、逆に言うとこれって、
怒りが消えないのは、あなたの記憶力が良いからでも、
執念深い性格からでもなくて、
単に、あなたの中で親に対する怒りがまだ続いているだけなんですよね。
ちなみに「じゃあ着信拒否して全部ブロックすれば終わるのか」というと、
僕の実感ではそう単純ではありませんでした。
どうすれば「過去形」になるのかは、この記事の後半でお話しします。
怒りが消えないのは、終わってないから現在形なだけ。これが1つ目です。
謝られていないから(「終わりの合図」が来ていない)
で、僕の場合に決定的だったのが、
親からの謝罪という名の「終わりの合図」が、
一度も来ていないこと。
「謝られていない」って、
僕の場合は2つあって。
まず1個目、僕は24歳で家を出てから、
「ごめん」という謝罪にあたる言葉を、
一度も受け取っていないんですよね。
試しに、最後に親から謝られたのがいつだったか、思い出そうとしてみてください。
具体的な場面が、1つも出てこないんじゃないでしょうか。
この、「終わりの合図だけが来ない」感。



僕も思い出そうとして、途方に暮れました。
「親の謝罪」の場面が、本当に1つも出てこない。
代わりに来たのが、この下でお話しするあの茶封筒です…
そして、2つ目なんですが、
ちょっと、たとえ話として聞いてください。
もし、あなたの友達が、
親に20年以上ずっと我慢させられてきて、
やっと親から離れられたと思ったら、謝罪のかわりに「これまでお前にかかった費用全額返せ」という手紙が届いた。
その友達が「まだ怒りが消えないんだよね」と打ち明けてきたら、どうします?
「いや、怒って当然でしょ」って、なりませんか?
でも、自分のことになった途端、
「いつまでも怒ってる自分がおかしい」になっちゃうんですよ。
他人になら当然認める怒りを、自分にだけ禁止してる状態なんですよね。
ちなみに、僕の話をすると、親元から脱出後、
「学費と生活費、約400万を返せ。返さないなら裁判する」って内容の手紙が僕の元に届きました。
謝罪どころか、まさかの金返せの請求がきました。
※このときの話は、この下の体験談で詳しくお話しします。
もちろん、親の謝罪なんか無くても、
「あの人はそういう人だから」と、期待ごと手放してしまえるとか、
自分ひとりの中で「もう終わったこと」と区切りを作れるとか、
そういう「自前で区切りを作れる強さ」があれば、
謝罪なんか待たずに、自分の中で割り切れるんだと思います。
でも、僕はそうではなかった。
いつもいつもどこかで、



この20年以上の我慢は、何だったんだ



そのお金って、僕に請求するもんなの?
こんな問いが、頭の奥底にこびりついたままで、
でも、日々の生活は続くから、答えが出ないまま飲み込んで、また次の週へ…
「この怒り、いつまで持ってればいいんだ?」
というのは、1回くらいは思ったことがあるんじゃないかな?
と思うんですが、
この持って行き場のなさの正体が、「終わりの合図が来ていない」なんです。
ちなみに、「謝られたところで、許せる気がしない」と思っても大丈夫です。
謝罪は「終わりの合図」であって、「許すかどうか」は、また別の話なので。



皮肉な話なんですが、あの手紙が届いてから、
「勝手に逃げてごめん」という罪悪感のほうは消えたんですよね
怒っていい相手だと、認められていないから
これは口に出したことがある人ほど刺さると思うんですが、
親への怒りって、他の怒りと同じようには扱ってもらえないんですよ。
上司の愚痴なら「わかる〜」で終わる話が、
相手が親になった途端、「でも、育ててもらったんでしょ?」に変わる。
(言ってる側に悪気が無いことが多いのが、また厄介なんですよね)



うちの場合はさらに、「よそはよそ、うちはうち」でした。
よその家と比べること自体が、うちでは禁止だったんですよね。
比べられないんだから、「怒っていいのか」の確かめようもない。
もちろん、
「親孝行」も「育ててもらった恩」も、それ自体を否定する気はないんですが、
ただ、もし「育ててもらった恩があるでしょ」が飛んできたら、思い出してほしいことが1つあって。
「恩があるのは、本当。」
「怒っていいのも、本当。」
この2つは、両立します。
恩を返す話と、されたことに怒る話は、別の話なので。
実際、「怒っていいと言ってもらえないまま」の人が、
どれだけ長くそのままかは、検索すると実物が出てきます。
「この年で自分の母親が毒母で、自分はアダルトチルドレンであることを知りました!遅すぎて情けないです」
(引用元:Yahoo!知恵袋・53歳の方の投稿)



気づくのが遅い人が多いんじゃなくて、
「親に怒っていい」と言ってくれる人が、どこにもいないんですよ。
知恵袋にも発言小町にも、同じ叫びがいくつも並んでいます。
それでも「いつまでも根に持つのは良くないよ」と言ってくる人は、正直います。
そのときは、その人に対して言い返さなくて大丈夫です。
その人は、あなたの家で起きたことを、1日も見ていない。
知らない話に出された結論に、従う義務はない。
わかってもらう必要すら、そもそも無いんです。
怒りの正当性は、多数決では決まらないので。
オブラートを引っぺがして言ってしまうと、
「親への怒りは、持ってはいけないもの」という前提には、
あなたの家で起きたことが、
1つも入っていないんですよね。
「親には絶対服従」が当たり前だった時代から、
常識のほうが先に変わってきています。「毒親」という言葉が普通に通じる時代でしょ?



実際、「親なんだから」の裏にあるのは、
「親子は仲良くあるべき」という願望なわけですが、
あなたの家で何があったかとは、何の関係もないんですよね。
まあ大抵の場合、「育ててもらったでしょ」が根拠になっていて、
確かに、育ててもらったこと自体は事実ですが、
事実であることと、怒りを封じる理由になることは、別という話です。
ここを混ぜたままにしておくと、
恩を思い出すたびに、怒っていいはずの分まで、自分で引っ込めることになるんですけど…
でも、「親なんだから」で話を終わる人には、
その2つが別々だということが、見えてない。わからない。
あなたの家で起きたことを知らない人の常識に、
あなたの怒りの置き場まで決めさせる筋合いは、ないでしょう?
しかもそういうこと言ってくる人が、
僕らの怒りを、代わりに引き取ってくれるわけでもないですしね。
怒りの矛先が、自分に向いているから
そして4つ目。ここまでの3つを抱えたまま時間が経つと、
怒りの矛先が、少しずつ自分自身に向き始めます。
- 自分の性格にもイライラしてしまう
- もっと優しい母だったら、自分はこんなにならなかった
- こんな性格になった自分は、もう良い人にはなれない



僕も、「僕自身がダメだったんじゃない」って分かるまでは、
ずっと自分の性格の欠陥だと思ってました。
でも、矛先を自分に向けたままで削れていくのは、
親との関係じゃなくて、あなたの自己肯定感だけ。
本当は、親に怒っていい。
怒りを感じることと、相手にぶつけることは別だし、
表に出すかどうかも、自分で決めていい。
ただ、「親に怒るのはダメなこと」って思い込まされてきただけ。
そのうえで、順番だけ戻してみてほしいんです。
「性格が悪くなったから、怒っている」のではない。
怒ることが先にあって、性格はその結果です。
そう順番を戻せた瞬間、
責める相手を、ずっと間違えていたことに気づくはずです。
怒りが居座っているのは、この4つが揃っているから。
あなたの性格は、この4つのどこにも入っていません。
ここまで読んで、「それでも一度、親に直接ぶつけてやりたい」「復讐したい」という気持ちのほうが強いなら、
復讐について正面から書いた記事があります。


このまま読み進める場合は、次で実際にぶつけたらどうなったかをお話しします。
どうやって親に怒りをぶつけたのか?【体験談:返ってきたのは「ぶっ殺してやる」だった】





一度ぶつけたら、スッキリするんじゃないの?



実際、どうだったの?
↑この2つの答えは、実際にやった僕が持っています。順番にお話ししますね。
差出人不明の茶封筒に「学費と生活費、約400万を返せ」と書いてあった
先に、1つだけ断らせてください。



うちの親は、そこまでじゃない気がする…



400万とか、毒親次元が違いすぎる…
正直、その感覚はもっともだと思います。
ただ、これは「程度」の話ではなく、「構造」の話です。
あれは、24歳で家を出て、1〜2ヶ月経ったころでした。
- 仕事帰りの、夕方6時ごろ
- アパートのポストに、公共料金の請求書と一緒に入っていた茶封筒
- 表書きには、何も書いていない(差出人不明)
部屋に持って帰って、中身を開けました。
中身は、パソコンで作ったであろう妙に形式ばった文章でした。
手書きは一切ありません。
匿名の脅迫状みたいな見た目でした。
書いてあった文面は、こうです。
「学費と生活費、約400万を返せ。返さないなら裁判する」
読んだ瞬間、手紙を持つ手が震えて、血の気が引きました。
差出人の名前がどこにも無いのに、文面だけで「母だ」と確信している自分がいました。
まあ要するに、20年以上我慢して、やっと家を出て、
その先に届いた最初の音沙汰が、謝罪ではなく金の請求だったわけです。
その場にいた彼女も、
「それおかしくない?」と同じ反応でした。
それくらい、常識の外の出来事でした。
そのとき僕の口から出たのは、
本当に単純な一言。
「そのお金って、僕に請求するもんなの?」
ハッキリと声に出したことを今でも覚えています。



補足しておくと、大学進学は、最終的に親も同意しています。
その学費を、あとから「返せ」なんです…
その足で、実家に乗り込んだ
手紙を読んだあと、僕は誰にも相談していません。
我を忘れるほどの怒りのまま、
その足で実家に乗り込みました。
いま思えば、完全に頭に血が上った状態です。
あなたは、同じことをしなくていい。
僕が代わりにやって、その結果を先に見せるためにこの章を書いています。
「そこまでする気はない」という人も、結果だけ持ち帰ってください。
返ってきたのは、「ぶっ殺してやるからな」だった
実家に着いて、怒りをそのまま親にぶつけました。
返ってきたのは、
謝罪でも、話し合いでもありませんでした。
「ぶっ殺してやるからな」
という言葉が、直接返ってきました。
(比喩でも誇張でもなく、この言葉のままです)
正直、さすがに動揺しましたね。
そして、身の危険を感じて、
僕はその場から逃げました。



肝心の怒りはどうなったかというと、
スッキリなんて、一ミリもしていません。
むしろ余計に怒りが爆増しましたね。
「一度親に怒りをぶつけたらスッキリする」は、僕の場合、逆効果でした。
怒りをぶつけた直後がいちばん、怒りのボルテージがMAXに達していた。
あなたが僕のような同じ過ちを侵す必要は、まったくありません。
※なぜ迫っても1秒も戻らないのか、その9つの現実はこちら


「怒りを手放す方法」は、何が効果的なのか?


では、よく言われる「怒りの手放し方」は、
実際のところ、何が効果的でしょうか?



検索の上位に実際に出てくる方法を、
僕の体験と照らしながらお話ししていきます
まずは、よく出てくる方法を3つ並べます。
ただし、この中には「効果的な場面が限られているもの」が混ざっているので、
そこも合わせてお話ししますね。
- 親を許せば楽になる?
- 怒りを紙に書き出す?
- 相手も未熟な人間だと理解する?
順番に解説します。
「親を許せば楽になる」
いちばんよく言われるのが、「親を許せば楽になる」。
インターネットの検索上位には「親に対する憎しみや怒りを手放す」というタイトルの記事まであります。
確かに、親を許して楽になった人は、
実際にいるんだと思います。
ただ、僕に実際に起きたことは、順番が逆でした。
僕は、「親を許す」と決めた日はありません。
それでも、親に対する怒りが先に消えました。



もちろん、いろんな捉え方があるとは思うけど…
僕の実感では、「許す」は感情の結果であって、手順ではなかったです
もちろん上記は僕個人の話でしかないのですが、
それにしても結局、
「親を許せば楽になる」って、
「楽になるために、まず許しなさい」
という、順番が逆の前提に立っている
と言わざるを得ないです。
「本当の意味で楽になる」は、
「許す」と心に決めることではなく、
- 怒りの元になる出来事が、まだ続いていないか?
- 生活を、自分本位で決められているか?
- その出来事が止まってから、時間が経っているか?
といった複合要素で決まるのではないでしょうか?



よって「許せないから楽になれない」は、
順番が逆の話かなと思います
「怒りを紙に書き出す」
2つ目。カウンセラー系の上位記事は、
「怒りの手紙」を書く手順を紹介しています。
まあ、これは実際効果的だと思います。
頭の中のものをいったん外に吐き出せば、一時的に怒りという気持ちは軽くなるのは本当でしょうから。
ただ、「怒りを紙に書いた翌日に、また非通知の着信や頭がおかしくなるほどの連投LINEが来たらどうなるか」という問いは、
なぜか書かれていない気がします。
不都合な真実だからでしょうか。



紙が整理してくれるのは、昨日までの怒りで、
明日また届く分までは、消せないんですよね…
総じて、「紙に書けば怒りが消える」というやり方は、
新しい怒りがまだ届き続けている人には、
合わないと言わざるを得ません。
「相手も未熟な人間だと理解する」
3つ目が、「親も未熟な一人の人間だと理解する」…と言われがちなやつです。
上位記事の言い方をそのまま借りると、「物理的な距離を取り、親を『一人の未熟な人間』として見る」。
お気づきでしょうか。「物理的な距離を取り」が、先頭に付いています。



つまり、勧めている側も、
「理解」単体では効かないことを知っているんですよね
しかし逆に言うと、
理解が効き始めるのは、
距離が先にある場合ということでもあります。
理解だけで感情を止めようとするから効かないのであって、
順番の問題なのです。
僕の場合は、
「うちは毒親なんだ」と理解したのは、家を出る前
→ 理解したあとも、怒りは消えていない
→ 家を出たあとも、非通知の電話は続いた
理解と、感情と、相手の行動は、それぞれ別々に動いていました。
ということで、僕の場合は「理解しても、親から連絡は止まらない」でした。



要するに、理解は「あとから追いつく整理」であって、
怒りを止める装置ではないってことですね
ここまでの3つには、共通点が1つあります。
どれも、「自分の中だけ」で完結させようとしているんです。
でも、実際に怒りが消えた側から振り返ると、分かれ目はそこではありませんでした。
怒りが消えないのは、怒りがまだ「現在形」だから。
毒親の元にいたころの僕は、
門限17時、友達の家に泊まるのは禁止。
破ると激怒されて、そこから無視が始まる。
生活スタイルを、自分で決められない毎日でした。
この状態のまま心の側だけ整えても、明日もまた今までと何にも変わらない辛い日々がやってきます。
自分の生活スタイルを親が決めている限り、怒りは「過去形」になれない。
ただし、です。
「じゃあ連絡を全部ブロックすれば終わるのか」というと、
僕の場合、親からの接触は続いたまま、怒りのほうが先に消えました。
変わっていたのは、同居をやめて、生活を自分で決めるようになっていたこと。
「過去形」になってしまえば、あとは時間が経つだけで消えていく。
これが、3つの方法より先に必要だった「構造」の話です。



消し方を探すのをやめていい、って許可でもあるんですよね。
消したんじゃなくて、勝手に消えていったので
じゃあ、その「自分で決める」状態に、どうやって移るのか。
距離の取り方は、家を出るの一択ではありません。
選び方はこちらの記事で書いています。


親と距離を取らなくてもOKな人の特徴とは?


それでは逆に、
親と距離を取らなくてもいい人の特徴は、
どんなものがあるでしょうか?
結論、下記に当てはまる人は、
今の距離感のままで大丈夫な可能性が高いです。
- 今の親との接触の頻度・中身に、特に不満がない
- 親と会ったあとも、何日も引きずらずに切り替えられる
- 自分の予定は、親の都合ではなく自分で決められている
- 親の前で、本音が言える
- 怒りが、生活(睡眠・仕事・人間関係)に出ていない
これらに当てはまるのであれば、
今の距離感のままで大丈夫でしょうし、
怒りが湧くことがあっても、生活を侵さない範囲で収まっていくでしょう。
逆に、これに1個でも当てはまらない場合は、
距離が足りていない可能性が、かなり高いです。



もちろん「今すぐ絶縁しろ」ではないです。
ただ、距離を取るのは家を出ることだけじゃなくて、
自室にいる時間を増やすことからでも始められますよ
それと、距離を取り始めると、たぶん親に対する罪悪感が襲ってきます。
僕も絶縁していたころ、夜中にふと目が覚めて、
「あの人は今ごろ、一人でご飯を食べているんだろうか」と考えたことがあります。
で、どうなったかというと、眠いのでそのまま普通に寝ました笑
僕の場合、罪悪感は「ふと来る波」で、引きずるほどではありませんでした。
罪悪感が襲ってくることと、その感情に従うことは、まったくもって別の話です。
ちなみに、実際に離れた人がそのあとどうなったかは、
こちらの記事にまとめてあります。
「逃げてよかった」と思えたのは、何がどう変わったからなのか。ここで書きました。


まとめ:親への怒りは…消すものじゃなく、消えていく場所に移るだけ


そして僕は、
「親にぶつけた頂点に達する怒りを自分の納得しない形で無理に抑え込まなくて良かった」
と、いままでも思っています。



僕の中で一番の心境の変化は、「親から訳の分からない連絡が来ても、あの頃の怒りが湧かない」ことです。
過去の惨劇による怒りに囚われるよりも、この先の未来のことについて考えている。
これが今の僕の状態です。
もちろん、
前章の親と距離をとらなくても良い5つの条件にぜんぶ当てはまって、
いまの関係のままで怒りが生活を侵していないなら、
いまの距離のまま暮らすのも、立派な選択だと思います。
(選べているなら、それはもう「振り回されている」状態ではないので)
ですが、かつての僕のように、
「怒りを消そうとしても、勝手に消えない」
「こんなに怒り続けている自分は、おかしいんじゃないか」
という場合は、どうでしょうか??
まず心の奥の想いとして、
この怒りを抱えたまま、あと何年暮らすのか?
いまの生活のまま、それが消える日は来るのか?
という疑問は付きまとい続けるでしょうし、
そのような気持ちの面を抜きにしても、
さっきの5つの条件に、当てはまらなかったという事実が残ります。
つまり、怒りはもう生活のどこかに出ている、ということです。
よって少なくとも、
「親への怒りから解放された側に、いつでも移れるようにしておく」
ことは必要なはず。
「時間が解決してくれる」ということは、
裏を返せば「現在形」のままでは、時間がいくら経っても解決が始まらない、ということです。
だからこそ、
「怒りを消すかどうかで悩まなくていい場所を、
自分で選べる」
という立場を、今のうちに自らの手で作る。
無理に今すぐデカいことを始めなくてもいいです。
ただ、距離の取り方にどんな種類があるかを、知ってみることが、
「親への怒りから解放された側」への最初の一歩ではないでしょうか。
⬇︎ ⬇︎ ⬇︎
距離を取りたいのに動けない理由は、こちらの記事で7つのモヤモヤに整理されています。
あなたが止まっているのは、どれですか?


どれから読めばいいか決まっていないなら、
あなたの現在の状況に合わせたロードマップを用意しています。
ロードマップから、いまの自分に近いものを選んでください。




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