うき親に言われるまま公務員になった毒親育ち。24歳の2月、リュック1つで家を出て、保証人ゼロ・貯金50万で自分の部屋を確保。10年勤めた市役所を辞め、今は「逃げ方の実務」を発信中。
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「うちは毒親ってほどじゃない…はず」と思いながら読んでいるあなたは必読。


5年後、親の支配に気づいて人生を取り戻せる人と、「考えすぎだよね」と流したまま30代・40代まで心をすり減らし続ける人の違いとは…?
なぜか「自分は大丈夫」と思い込んでいる人ほど気づけない【5つのサイン】を公開。



親がいるだけでストレスなのは、自分がおかしいのかな……



同居している今、どうにかしてこの息苦しさを減らしたい



もう限界だけど、お金もないし反対されたら家を出られない
この記事は、こんなふうに悩んでいる、
20代で親と住んでいる
あなたに向けて書いています。
あなたが抱えている息苦しさの理由から、
同居中のストレスを減らす対処法、
実家を出る現実的な準備まで、
この記事でお伝えします。
僕自身、実家にいた頃は
鳥籠の中に入れられたような感覚でしたし、
実家の玄関を開けたときの絶望感は
今も覚えています。
「僕が悪い子だから怒られるんだ」と
自分を責めてしまうつらさは
痛いほど分かります。
外出するたびに「どこ行くの」と聞かれ、
母に行き先を常に報告させられる日常でした。
毎日の息苦しさが積み重なって
もう限界だった僕ですが、
水面下で約2ヶ月かけて準備を進め、
24歳で実家を出て、親と距離を置くことができました。
実際に自分で経験してきた僕だからこそ、
お伝えできる本音があります。
一人で我慢して
心をすり減らす毎日から抜け出し、
親に自分の人生を振り回されない暮らしへ
一歩踏み出せるはずです。
- 親がストレスになる7つの原因
- 親がストレスでも自分を責めなくていい理由
- 同居を続けながら、親からのストレスを減らす7つの対処法
- やってはいけない3つのこと
- お金の不安や親の反対があっても、実家を出るための現実的な準備
【うきのプロフィールと実績】
就職先の市役所が実家から歩いて20分。引っ越す理由が見つからないまま実家に戻るも、
出かけるたびに行き先を報告させられ、不機嫌と無視が続く毎日に限界を感じる。1年は耐えたが、2年目で限界。ついに決死の家出を決意する。
しかし、届いたアパートの契約書を勝手に開けられて計画が親にバレ、「契約解除してこい」と言われる。
それでも引き下がらず、「してきます」と嘘をついて水面下で準備を続行。
実家で暮らしながら、仕事帰りに1人で不動産屋へ通った。
約2ヶ月で準備を整え、保証会社を使って自分名義で部屋を契約。貯金をフルベットしてリュック1つで脱出に成功。
実家時代にずっと欲しかった「自分暮らし」を実現。
現在は当事者の立場から、同じように「出たいのに出られない」人に向けて、逃げ方の実務を発信している。
親ばなれのイエ 実家を出たいのに出れない理由とは?毒親とのつながりを絶って自立する3つの順番 「アパートの借り方もわかりません」と悩み、実家を出たいあなたへ。貯金50万円・保証人なしで部屋を借りた初期費用の内訳や、親とのつながりを絶つ手順が分かります。今夜...
親がストレスでしかないと感じるのは普通?





親と同じ家にいるだけで息苦しい



顔を合わせるだけでイライラや緊張が止まらない
実家でそんな毎日を過ごしていると、
「親に対してこんな風に思うなんて、自分がおかしいんじゃないか」
「育ててもらったのに、親をストレスに感じる自分が悪いんじゃないか」
と、自分を責めてしまいがちですよね。
ですが、先に結論を言ってしまうと、
自分を責める必要はまったくありません。
親に対して強いストレスを感じてしまうのは、
あなたの性格に問題があるからでも、
感謝が足りないからでもないのです。
ここでは、あなたが自分を責めなくていい理由を4つお伝えします。
同居の社会人に複数ある「ストレスしかなくて早く家を出たい」相談
親と同居していて「ストレスでしかない」と感じている社会人は、
あなただけではありません。実際に、
Yahoo!知恵袋にも同じように悩む相談が寄せられています。
「社会人実家暮らし25歳女。ストレスしかなくて早く家を出たいです。」
(出典:Yahoo!知恵袋)
また、
医師監修の記事でも、
成人の子どもが親に抱くストレスの主な要因が挙げられています。
「成人を超えた子どもへのストレスとして一番多いのが、親による「過干渉」です。」
(出典:Medicalook)
僕自身、
22歳で就職して実家に戻り、
2年同居して24歳で家を出ましたが、
当時は同じ悩みの人がいるとは思えませんでした。
友達に言っても「親なんてそんなもんじゃない?」と片付けられるストレス
周りに相談しても
誰にも分かってもらえないのは、
外から家庭の中が見えないからです。
決して、あなたの感じている辛さが
大げさだからではありません。
他人は、あなたの家の中に漂う
張り詰めた空気や、
逃げ場のない息苦しさまで
分かるはずがありません。
だからこそ、
勇気を出して打ち明けたとしても、
「親なんてそんなもの」「家族なんだから」と、
一般的な家庭の物差しで
簡単に片付けられてしまうのです。



僕自身も、周りに話しては
『そんなもんだよ』って流されて、
誰にもわかってもらえない孤独を
ずっと感じていました
実際、僕も大学の友達に一度だけ、
実は親がめちゃくちゃ厳しくてさ、と
話したことがあります。
ですが、親なんてそんなもんじゃない?とか、
社会人になれば離れられるよ、みたいなことを言われました。
それに、
職場の同僚にも、友達にも親戚にも、
家族なんだから仲良くしなきゃ、みたいなことを
何度も言われました。
ネット上の相談を見ても、
小学生が母親に相談したときに
「これくらいの年の女の子はお父さん嫌いだから」と
軽く片付けられてしまっていることがあります。
(出典:Yahoo!知恵袋)
本人が真剣に悩んでいても、
周りの人からは「よくある親子の話」として片付けられてしまうことがあります。
もちろん、そう言ってくる周りの人たちに
悪気があるわけではないはずです。
一般的な家庭で育ってきた人たちにとっては、
「親の存在そのものがストレスになる」なんて、
どうしても想像できないのだと思います。
だからといって、
周りに理解されないことを理由に、
自分の苦しさにフタをする必要はありません。
外の人から見えないだけで、
あなたが日々感じている孤独やストレスは、
決して気のせいなんかじゃありません。
子どもの人生を支配し害悪を及ぼす親か見極めるセルフチェック10項目
「うちの親はおかしいんじゃないか」と
モヤモヤしているなら、
毒親診断のセルフチェックを使って、
まずは客観的な事実を確かめてみてください。
頭の中だけで
「親がおかしいのか、自分が悪いのか」と
考え続けていても、
感情が邪魔をして
堂々巡りになってしまいます。
チェックリストがあれば、
自分の家の状態を
落ち着いて見つめ直せるからです。
精神科医が執筆した記事では、
「毒親」という言葉が次のように定義されています。
「毒親(toxic parents)とは、「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」のことです。」
(出典:ダイヤモンド・オンライン)
親の言動であなたの毎日が苦しくなっているなら、
まさにこれに当てはまります。
また、
医師監修の記事にあるセルフチェックでも、
家族へのストレス度合いを測ることができます。
「家だと気分が落ち込む」「休日は気が重い」「玄関のドアがあく音を聞くとドキドキする」、「★4個以上当てはまる場合 →家族に対して軽いストレスを感じている」「★8個以上当てはまる →家族に対するストレスが限界に近い」
(出典:Medicalook)
当てはまる数を見れば、
自分のストレスがどの段階にあるのかを確かめられます。
僕自身、彼女の「それ、毒親なんじゃない?」という
一言をきっかけに、
23〜24歳の頃のある夜、
スマホを開いて
毒親の特徴チェックリストを眺めながら、
当てはまる数を一つひとつ
数えていたことがあります。
画面を見つめながら、心の中では
「できれば当てはまらないでほしい」
と強く願っていました。
ですが、
特徴が全部うちに当てはまると
はっきり分かったとき、
不思議と後悔はありませんでした。
むしろ、「明らかになった」という感覚でした。
今の状況をはっきりさせたいなら、
確かめてみてください。
※20問に答えてうちの親が毒親かどうかも、次の一歩も分かる診断はこちらの記事で


もしかすると、



診断をやってみて、本当に毒親だと分かったら認めるのが怖い
と不安になるかもしれません。
自分の親に問題があると認めることに、
後ろめたさを感じてしまうのも無理はありません。
それでも、事実を確かめるのは、
親を責めて関係を壊すためではありません。
あなたがこれ以上自分を責めないようにするための第一歩です。
もしチェック項目に
当てはまらないと感じても、
親に違和感を覚えているあなたの感覚は
間違っていません。
※毒親の特徴が「うちには当てはまらない」と感じても、あなたが鈍いわけではない理由はこちらの記事で
親が毒を振りまいているだけで我慢しすぎた自分を責めないこと
ハッキリ言いますが、
おかしいのはあなたではなく、親の方です。
親がいるだけでストレスを感じてしまうのは、
あなたに問題があるからではありません。
精神科医のアドバイスでも、
抱えている苦しみとの向き合い方が示されています。
「自分を責めないということも重要です。」「それは、あなたの責任ではなく、親が毒を振りまいているだけであることに気づきましょう。」
(出典:ダイヤモンド・オンライン)
いま苦しい思いをしているとしても、
あなたが悪いわけではありません。
閉ざされた家の中にずっといると、
親の理不尽な態度や機嫌の悪さが
「世の中の当たり前」になってしまいます。
比べるものがない環境では、
「自分が悪いから怒られるんだ」と
思い込まされてしまうのも無理はありません。
外の暮らしを経験してはじめて、
その異常さに気づけるんです。
実家にいた頃の僕は、
「僕が悪い子だから怒られるんだ」と
自分を責め続けていました。
ネット上でも、20代の社会人の方が
「こうやって言われる(心配してくれず怒られる)のは普通の事なのでしょうか?」と
悩んでいるのを見かけますが、
当時の僕もまったく同じでした。
(出典:Yahoo!知恵袋)
しかし、18歳で大学の寮に入って家を出たとき、
世界の広さを知りました。
- 門限がない
- 機嫌が悪くて空気が凍ることもない
- 自分のペースでご飯が食べられて、お風呂にも入れる
「こんなに自由な生活ってないな」と
心から思いました。
ところが、22歳で実家に戻った瞬間、
あの張り詰めた空気が全部よみがえりました。
そのとき、
「この家、おかしかったんだ」
と確信しました。
その後、彼女に
「うちの家庭なんか変なんだよなあ」と
相談したときのことです。
彼女から返ってきたのは、
「それ、毒親なんじゃない?」
という一言でした。
そうして名前がついたことで、
それまで抱えていた違和感の理由が分かりました。
「僕がダメだったんじゃない、あの家が普通じゃなかったんだ」
そう腑に落ちた瞬間、
「なんだ、僕のせいじゃなかったのか」
という安堵と、
それまで理不尽な目に遭ってきた怒りが
同時に込み上げてきました。
親から日常的に
怒られたり否定されたりしていると、



でも、親を怒らせる自分にも悪いところがあるのでは
と考えてしまう気持ちはよく分かります。
ですが、自分を責める理由はどこにもありません。
息苦しさを感じてしまうのは、
あなたの心が敏感すぎるからではなく、
家そのものが普通ではないからです。
どうかこれ以上、
自分を追い詰めるのをやめてあげてください。
なぜ親がストレスでしかないのか(原因)


実家で親と一緒に暮らしていて
「ストレスでしかない」と感じてしまうのには、
ハッキリとした理由があります。
同居する20代を苦しめる原因は、
全部で7つあります。
毎日の息苦しさや
将来へのプレッシャーに、
心当たりはありませんか?
ここではまず、その背景にある
3つの原因をお話しします。
成人の子に一番多い過干渉と自由な意見が尊重されないストレス
親と同居していて「息が詰まる」と
感じてしまう大きな原因は、
日々の生活にあれこれ干渉され、
自分の意見や決めたいことを認めてもらえないことです。
医師監修の医療記事では、
大人になっても親から受けるストレスの具体例が説明されています。
「成人を超えた子どもへのストレスとして一番多いのが、親による「過干渉」です。交友関係や仕事などへの過度な口出しや、結婚・交際について口を出されることが大きなストレスに繋がります。」
(出典:Medicalook)
大人になったあなたの生活に親が踏み込んでくるなら、
心が休まらないのも当然です。
実際に、実家暮らしをしている
24歳の社会人からは
こんな声がありました。
「遊びすぎると怒られる」
(出典:Yahoo!知恵袋)
自分の予定やプライベートを常に把握されて、
自由に過ごすことすら許されないんです。
僕自身も、かつて付き合う相手にまで
母から口を出されていました。
23歳の10月、
彼女の家に泊まって帰ったあとに、
母からぶっきらぼうに、
「そんな女といつまで付き合ってるの」
と言われたことがあります。
母は交際相手を「品定め」し、
気に入らない相手には
露骨に不機嫌な態度を取っていました。
そして当時の僕自身も、
無意識のうちに
母の価値観に従ってしまっていたのです。



彼女の家に泊まって帰ったあとに母から「そんな女といつまで付き合ってるの」と言われたときは、本当にいたたまれなくなりました。
もちろん、



親なんだから心配してくれているだけ



家族として予定を把握しておきたいだけ
と思うかもしれません。
親からすれば、
心配だという言い分があるのも分かります。
しかし、大人としての意見を聞いてもらえず、
私生活にまで過剰に踏み込まれ続けていたら、
確実に心が追い詰められます。
親の過干渉によって
自分の意思を押しつぶされているなら、
強いストレスを感じて当然なのです。
※親の干渉が止まらないとき、話が伝わらないのはあなたの伝え方のせいではありません。その理由はこちらの記事で


結婚や交際への口出しなど人生設計への干渉と価値観の押し付け
進路や就職、結婚といった
人生の重大な選択に
親の価値観で口を出されたり、
期待を押し付けられたりすることも
かなり大きなストレスになります。
自分の希望や気持ちではなく、
親にとって都合の良い
「正しさ」や「安定」を求められ、
重いプレッシャーを
かけられ続けてしまうからです。
僕自身、進路や就職のときも、
母に露骨に不機嫌な態度をとられてきました。
高校3年生のときに
「やっぱり就職じゃなくて大学行きたい」と
言ったときは、
全否定されました。
のちに就職先として選んだ公務員は、
18歳の進学のときに
母が「安定してるから」と推してきた道でした。
地元で就職するよう、
めちゃくちゃ圧をかけられていたのです。
また、交際相手との結婚を意識したときには、
「これ、あの親に言わなきゃいけない」と
気づいた瞬間に
一気に気が重くなってうんざりしました。
彼女に会いに行くたびに
母が不機嫌な顔をして声のトーンまで落とすのを
見てきたからこそ、
「あの親が認めるわけがない、話し合いも無理」と悟り、
絶望と焦りでいっぱいになったのです。
さらに、家を出ようとしたときも同じでした。
24歳のとき、
部屋の契約書が親に見つかって、
「お金がかかる」「社会人2年目でまだ早い」
などといろいろ言われて反対されました。



高校3年生で「大学に行きたい」と言ったときは全否定され、24歳で部屋の契約書が見つかったときは「お金がかかる」「社会人2年目でまだ早い」と反対されました。
親からすれば
「子どもの将来を思って安定した道を勧めている」
「失敗させたくないから言っている」
という親心なのかもしれません。
けれど、
親の期待に応えるために
あなたの人生があるわけではありません。
親の決めた生き方を押し付けられ、
自分の選んだ道を否定され続けていたら、
本当に心がすり減ってしまいます。
あなた自身の生き方を選んでいいはずです。
お金や暮らしの土台を親に握られることによる経済的な依存
実家で暮らしていると
お金を親に握られてしまい、
生活の主導権まで奪われてしまうことも
大きな理由です。
同じ家で暮らしていると、
お金の面で頼っている負い目やプレッシャーがあって、
親に対して対等な立場で
いられなくなってしまいます。
精神科医の視点からも、
実家暮らしの便利さに潜む危険について指摘されています。
「親と同居していると金銭面や、家事の負担も楽なので、多くのメリットがあります。しかし、それが依存のはじまりです。」
(出典:ダイヤモンド・オンライン)
実家で暮らすこと自体が、
生活そのものを親に握られている状態になってしまうのです。
僕自身、市役所に勤めて
実家に戻った22歳から、
毎月約3万円を家に入れていました。
当時の手取りは約15万円だったので、
手取りの約2割にあたる金額です。
しかし、そのお金が
何に使われているのかは、
一度も教えてもらえませんでした。
当時の僕は
「入れるのが当たり前なんだよね」と
思って納得していて、
理不尽だとは感じていませんでした。
それだけでなく、22歳から24歳の頃は、
自分名義の口座なのに、
親に通帳や残高を見られていました。
母からは、
「お前には金がかかったんだからな」
と言われていたのです。



毎月約3万円を入れて通帳まで見張られ、「お前には金がかかったんだからな」と言われても、「入れるのが当たり前なんだよね」と納得して理不尽だとは感じていませんでした。



実家に住まわせてもらっているのだから、生活費を入れるのも、通帳を見られるのも普通のことだ
と考える人もいるかもしれません。
生活費を入れること自体は
自然なことだとしても、
使い道の説明もなく、
自分の通帳や残高まで
見張られているなら、
生活をコントロールされているのと
同じです。
毎日のお金まで親に縛られていては、
逃げ場がなくて息苦しくなってしまいます。
ここまで、日々の息苦しさや
将来へのプレッシャー、
そして生活を握られるしんどさという
3つの原因をお話ししてきました。
では、同居する20代を苦しめる
残りの4つの原因は何なのか。
続けてお話ししていきます。
玄関のドアがあく音や親の不機嫌に怯えて家で全く休めないストレス
先に結論を言ってしまうと、
家でも気が休まらないのは、
親の不機嫌や物音に怯えているからです。
本来なら、家は外での緊張を解いて
リラックスする場所のはず。
それなのに、親の機嫌や生活音を
いつも気にしていると、
無意識のうちに
気が張ったままに
なってしまいます。
知恵袋にも、
小学生の子から
こんな切実な質問がありました。
「常に無意識に心が警戒しているのかいつも怯えてしまいます。全く休めません。」
(出典:Yahoo!知恵袋)
家庭内の張り詰めた空気の中で過ごしていると、
無意識のうちにここまで心や体が追い詰められてしまうのです。
医師監修のセルフチェックには、
体が反応してしまうストレスの兆候が並んでいます。
「玄関のドアがあく音を聞くとドキドキする」
(出典:Medicalook)
親が帰ってくる音に
体が反応してしまうのは、
それだけ家が休まる場所になっていないということです。
実際、僕自身も子どもの頃から
親の生活音に怯え続けていました。
小学3年生の頃から、
廊下を歩くスリッパの足音だけで
母の機嫌を察するようになっていたんです。
スリッパが床を叩く音が
いつもより強い日は、
「今日はダメな日だ」とすぐに悟る。
眉間にシワを寄せた顔で
ソファーに母が座っている。
自分に飛び火しないように、
その場では最低限のことしか
口にしませんでした。
心臓がバクバクして、顔がこわばって、
リビングの前で足が止まる。
緊張で母の顔を
まっすぐ見ることすらできない。
さらに22歳で実家に戻ったときも、
廊下に響いてくるスリッパの音を
聞いた瞬間、
当時の恐怖が一気によみがえりました。
子どものころ、家にいる間、
ずっと気が張っている感覚が
抜けなかったのを覚えています。



耐えられないときは、
唯一の安全地帯だった自室に
逃げていました。
家にいて気が休まるはずがありませんでした
「たかが足音や物音くらいで大げさな」
「気にしすぎじゃないか」
と思う人もいるかもしれません。
でも、音そのものが怖いのではなく、
その先にある「親の不機嫌」を
恐れているからこそ、
身体が自然と強張ってしまうんです。
神経質だから怯えているのではなく、
そこまで警戒しなきゃいけない
家庭環境そのものに、
ストレスの原因があるんです。
もし父親の不機嫌や威圧感にも苦しんでいるなら、無駄に関わって傷つかないための方法があります。
※毒親の父親にやってはいけないことや身を守る方法はこちらの記事で
子の役割ではない母親の愚痴の聞き役
親から愚痴を聞かされ続けて苦しいのは、
「親のストレスのはけ口」にされてしまっているからです。
本来、夫婦喧嘩の愚痴や人間関係の不満は、
親自身が大人として
自分でなんとかすべきもの。
それを、一番逃げ場のない
一緒に暮らしている子どもへぶつけてくるから、
聞かされる側は気力をすり減らして
ボロボロになっていきます。
ネット上にも、
親の愚痴に苦しめられている生の声が
いくつも見つかります。
「両親が言い合いや喧嘩をしたら必ず母に父の愚痴を聞かされます。」
(出典:Yahoo!知恵袋)
「普通は娘は母親の愚痴を聞いてあげるべきなのでしょうが、私はもう限界です」
(出典:発言小町)



僕自身は親の愚痴の聞き役に
された体験はありませんが、
限界を感じているのに
『親の話を聞くべきだ』と
自分を責めてしまう苦しさを思うと、
本当に胸が痛みます
世間ではよく
「親の愚痴を聞いてあげるのも親孝行」
「適当に聞き流せばいい」
なんて言う人もいるでしょう。
けれど、毎日のように親から愚痴を聞かされ、
重い感情を受け止める役割を
押し付けられたら、
誰だって限界がきます。
「親の愚痴を聞くのがつらい」と感じる自分を
責める必要はまったくありません。
親の感情のはけ口になるのは、
あなたの役目ではないのです。
成人なのに逐一どこに誰と行くか連絡が多すぎる親からの詮索
出かけるたびに
行き先や帰りの時間を細かく詮索されて
ストレスを感じるのは、
あなたが、
親に一人の大人として扱われず、
私生活に土足で踏み込まれているからです。
その結果、
自分の行動をすべて
チェックされているような息苦しさを
四六時中感じることになります。
先ほどの24歳の社会人の方からも、
こんな声がありました。
「遊びに行くにも逐一どこに誰と行くか言わなければならない」
「門限はないけど遅くなると怒られる」(出典:Yahoo!知恵袋)
本当に監視されているような感覚で、
僕自身も22歳から24歳にかけて
同じ窮屈さを味わっていました。
外出しようとするたびに、
母から「どこ行くの」と聞かれるのが
日常だったんです。
僕が「彼女のところ」と答えると、
母は返事もせずに去っていく。
行き先を常に報告させられ、
自分の行動を全部チェックされている毎日が、
窮屈で仕方がありませんでした。
帰宅してから
「誰といたのか」「彼女のこと」を
問い詰められた日もありましたし、
自分宛の郵便物すら
勝手に開けられてしまう始末。
プライバシーなんてない家でした。



20代になっても
出かけるたびに詮索され、
郵便物まで開けられる生活には、
本当に息が詰まりました
親からすれば
「家族なんだから心配するのは当たり前」
「同居しているなら報告くらい普通でしょ」
という理屈があるのかもしれません。
ですが、大人になった子どもの郵便物を
勝手に開けたり、
逐一行き先をチェックして
問い詰めたりするのは、
心配を通り越したただの詮索です。
一人の大人として認めてもらえず、
行動を監視される生活に
強いストレスを感じてしまうのは、
決してあなたのわがままではありません。
「どうにかして親の監視をやめさせたい」と思うかもしれませんが、話し合いで親の行動を変えるのは簡単ではありません。
※親の監視をやめさせる3つの方法(ただし2つは効きません)はこちらの記事で
一人の成人として信頼されず日々の選択まで受ける親のコントロール
7つ目の原因は、
人生の大切なハンドルを親に握られて、
思い通りに生きられない状態です。
この状態の本当に恐ろしいところは、
「支配されている」という事実にすら
本人が気づけないことです。
親からのコントロールが
日々の当たり前になりすぎると、
「自分の人生を自分で決める」という
感覚が麻痺してしまって、
疑問に思うことすら
できなくなってしまいます。
医師が解説する記事でも、
子どもを支配してしまう親の姿勢について触れられています。
「いつまでも子どもを一人の成人として信頼しない、尊重しない」
(出典:Medicalook)
進路や就職から日々の小さな選択まで、
親の顔色をうかがって決めている状態こそが、
親にコントロールされているということです。
僕自身も、昔は完全にこの状態でした。
高校2年生までは、
親の指示通りに就職するつもりでいて、
そこに何の疑問も持っていませんでした。
振り返れば、
完全に洗脳状態だったと思います。
社会人になってからも同じでした。
月3万円の生活費のことも、当時は当たり前だと思い込んでいて、理不尽だとは感じていませんでした。
もちろん、



今まで育ててもらったんだから、親の意見に従うのは普通じゃないの?



家族なんだから、ある程度コントロールされるのも仕方ないのでは?
と感じる方もいるはずです。
親思いで優しい人ほど、
波風を立てないようにと
親の指示を優先してしまいがちです。
ですが、
あなたの人生の行き先を決めるのは、
親ではなくあなた自身です。
親にハンドルを預けたまま進んでも、
ずっと息苦しいままです。
まずは
「自分は人生のハンドルを親に握られていないだろうか?」と、
一度立ち止まって考えてみてください。
親がストレスでしかないときにやってはいけない3つのこと


親と同居していて
ストレスが限界に達すると、
「どうにかしてこの息苦しい状況を変えたい」と
焦って動いてしまいがちです。
ですが、
現状を何とかしようとして取った行動が、
かえって状況を悪化させてしまうことも
普通にあります。
ここでは、
親がストレスでしかないときに
やってはいけない行動を3つ
お話しします。
親の否定によるコントロールに耐えるのをやめる
やってはいけないことの1つ目は、
自分の気持ちにフタをして、
親の言いなりになり続けることです。
自分の心を押さえつけて
親の言うとおりに行動していても、
ストレスが膨らむだけで
状況は何も良くなりません。
だって、
こちらがいくら我慢したところで、
親が変わることはないからです。
親子関係専門のカウンセラーも、
親の否定に従い続ける危険性について語っています。
「わたしが親の否定を恐れて自分のやりたいことを我慢していれば、親はますます否定が有効なコントロールの方法だと思い込みを強くしていくだろう。」
(出典:おとなの親子関係相談所)
あなたが黙って耐え続けても、
親の理不尽な振る舞いが収まることはありません。
僕も子どものころ(小学3年生のころ)も、
22歳から24歳まで実家にいた間も、
「自分が耐えていれば、
そのうち親も分かってくれて良くなるはず」「我慢していれば、
そのうち良くなる」と思い込んで耐えていたのですが、
母の態度は良くなるどころか、
むしろ悪くなっていった
のです。
23歳の10月、
彼女の家に泊まって帰ったあとに
「そんな女といつまで付き合ってるの」と
言われたときが、まさにそうでした。
最初の1年は耐えられたものの、
2年目には限界が来てしまい、
1月から水面下で部屋探しを始めました。



でも、これ以上揉めるくらいなら、自分が我慢して言いなりになっていたほうがその場は波風が立たないのでは…
と思ってしまう気持ちもよく分かります。
その場の空気を壊したくなくて、
自分の感情を押し殺してしまうのは
無理もありません。
ですが、自分の気持ちにフタをして耐え続けても、
すり減るのは心だけです。
我慢は解決策にはなりません。
限界を迎えてしまう前に、
返事だけして自室に戻るなど、
親と距離を置くように
してみてください。
具体的な方法は、
記事の後半でお伝えします。
変わらない親への説得や反論をやめる
2つ目のやってはいけない行動は、
親を変えようとしたり、
こちらの気持ちを分からせようと
説得したりすることです。
気持ちを分かってもらおうと
言葉を尽くしても、
親に通じることはありません。
精神科医の樺沢紫苑先生も
指摘されているように、
説得しようとしたり反論したりすると、
逆に火に油を注ぐ結果になってしまいます。
(出典:ダイヤモンド・オンライン)
ハッキリ言いますが、
「毒親は変わらない」
「毒親は変えられない」
んです。
親を変えようとすればするほど
余計に反発されて、
あなた自身がさらに傷つくだけです。
僕自身、家を出るときも
「話し合いは無理」だと思っていて、
自分から親に「話し合い」を
切り出すことはありませんでした。
親とは話し合いすら無理だと悟ったときの、
あの絶望と焦りは
今でも覚えています。
振り返ってみても、
僕の希望が親に通ったのって、
高校3年生の大学進学のときくらいでした。
それも気持ちを訴えて
説得できたからではなく、
担任の先生を味方につけ、「国立+奨学金ならいける」という、
親が反論できない案を出せたからです。



実の親なんだから、本音でぶつかれば少しは理解してくれるんじゃないか
と思ってしまうのは当然だと思います。
家族だからこそ、
完全に諦めるのは怖いものです。
けれど、相手を変えるための説得は、
あなたの気力を
ひたすら削っていくだけです。
「親は変えられない」と割り切り、
相手を変えようとするのをやめることこそが、
自分を守る第一歩になります。
必ず負ける親と戦うのをやめる
3つ目のやってはいけないことは、
感情的になって親と戦ったり、
言われたことに対して
毎回言い返したりすることです。
怒りに任せて言い返しても、
話が余計にこじれて
長引くだけです。
感情をぶつけてしまうと、
相手はさらにヒートアップして
攻撃を強めてくるからです。
同じ土俵に立って戦っても、
こっちが精神的にすり減るだけで、
何ひとつ良くなりません。
カウンセラーの記事でも、
親と正面からぶつかるとどうなるかについてこう書かれています。
「親と戦えば子どもが必ず負けます。なぜならば、戦いに勝っても負けても心が傷だらけになるからです。」
(出典:おとなの親子関係相談所)
たとえ親との戦いに勝てたとしても、
心が傷だらけになってしまうことに変わりはないのです。
実際、Yahoo!知恵袋でも、
実家暮らしの20代社会人の方から
「親の前だと感情が抑えらない時がよくあります。」
という声や、
高校生の方から
「理不尽だと少し言い返したら10倍でまた言われます。」
といった声がたくさん投稿されています。
(出典:Yahoo!知恵袋)
僕自身にも苦い経験があります。
中学生のころ、
些細なことで母にあれこれ言われて、
思わず「うるさいなあ」と
言い返したことがありました。
すると母は
「親に向かってなんて口を利くんだ」と言い、
その瞬間から完全な無視が始まりました。
朝の「おはよう」すら
返ってこない状態になり、
それがなんと約1ヶ月間も続いたのです。
毎日理不尽なことばかり言われていれば、
カッとなって感情的になってしまうのは
当たり前です。
ずっと我慢して黙っていろと言われても、
爆発したくなるのは当然のことです。
とはいえ、
正面から戦っても
傷つくのはあなた自身です。
感情的になりそうなときこそ
同じ土俵には立たず、
淡々と受け流すように
してみてください。
具体的な受け流し方は、
このあとの
「大人の対応」のところで
詳しくお伝えします。
同居のまま親のストレスを減らすには?


今すぐ家を出るのが難しくても、
同じ家の中で親から受けるストレスを
減らしていく方法はあります。
同居を続けながら自分を守るための対処法は、
全部で7つあります。
まずは今日から
自分の考え方を変えられる、
最初の3つの対処法から
見ていきます。
親の機嫌は親の問題と割り切って親の機嫌取りをやめる
まずは、
親の機嫌を取ろうとするのをやめて、
「親は変わらない」と割り切ることです。
親に理解させようとしたり、
自分が機嫌を取ることで
親を変えようとしたりしても、
毒親が変わることはありません。
相手が変わらない以上、
機嫌を取り続けようと神経をすり減らすのは、
こっちが一方的に
消耗して損するだけだからです。



僕自身、22歳から24歳で家を出るまで、
母の機嫌をうかがい続けていました。
スリッパが床を叩く音がいつもより強い日は
「今日はダメな日」と察していました。
だから、機嫌取りをやめるのがどれほど怖いか、
本当によく分かります。
やめられずにびくびくしていた毎日は、
本当につらかったです



でも、機嫌を取るのをやめたら怒鳴られるかもしれないし、余計に空気が悪くなるのが怖い……
と思うかもしれません。
そうやって怖くなるのは、当たり前のことなんですよね。
ただ、どれだけ気を回しても、
相手が不機嫌になるのを
防ぐことはできません。
「毒親は変えられない」と割り切って、
相手の機嫌をどうにかしようとするのを
やめることから
始めてみてください。
テレビでも見るかのように親の言動を客観的に観察する
2つ目は、
親と自分を別の人間として切り離し、
心の中に壁をつくることです。
親が不機嫌でいるのは親自身の問題であり、
あなたの責任ではありません。
精神科医の樺沢紫苑さんも、
ダイヤモンド・オンラインの
「精神科医も呆れる「毒親」への4つの対処法とは?」の中で
言っているのですが、
テレビでも見るみたいに、
一歩引いて客観的に
親を観察してみてください。
そうすることで
親の感情の渦に巻き込まれにくくなりますし、
何より「自分が悪いのではないか」と
自分を責めずに済みます。



僕も家を出る前に
『嫌われる勇気』という本を読み、
アドラー心理学の『課題の分離』を知りました。
その考え方に触れたときは
目から鱗でしたし、
過去の出来事と重なって
すごく腑に落ちたんですよね。
ずっと縛られていた『いい子でいなきゃ』を
やめる大きなきっかけになったんです
もちろん、



家族なのに、そんなふうに他人みたいに切り離して考えるなんて冷たいんじゃないか
と罪悪感を覚える瞬間もあるはずです。
しかし、あなたと親は全く別の人間です。
親の機嫌や感情まで、
背負い込む必要はありません。
親の不機嫌は親自身の問題だと割り切り、
心の中に壁をつくって自分を守っていきましょう。
話しかけられたら用事を思い出したふりをしてさっさと離れる
3つ目は、
親の言葉に言い返さず、
感情を交えずに短い返事だけで終わらせることです。
理不尽なことを言われると
感情的になって反論したくなりますが、
言い返しても話がこじれ、
余計なストレスが増えるだけです。
ムカッとすることを言われても
笑ってごまかすか、
感情を乗せずに
淡々と受け流すようにしてください。
掲示板の発言小町には、
親の言動をうまくかわすための実践的な工夫が見られます。
「何かくだらないことを話しかけてきても軽ーく流して 用事を思い出したふりをしてさっさと離れます。」
(出典:発言小町)
親の言動にまともに付き合わず、
うまく口実を作ってその場を離れるのが効果的です。



僕が実家にいた22歳から24歳の頃は、
親に話しかけられても、
返事だけしてすぐに
部屋へ戻るようにしていました。
どんな言葉を返していたかまでは
覚えていませんが、
とにかく会話を続けませんでした。
今振り返っても、
当時の自分にかける言葉は決まっていて、
迷わず『親と話すな。返事だけして自室に入れ』と言います



ちゃんと話し合えば分かってくれるかもしれない



そっけない態度をとると気まずい
と感じて、
ついあれこれ言い返したくなることもあるはずです。
ですが、親との会話は、
会社の同僚に対するような
「大人の対応」で十分です。
感情を交えずに短い返事だけで終わらせ、
さっと自室へ戻るように
してみてください。
家族の入ってこられない自分だけの居場所を作る
同居中のストレスを減らすために、
ここまでは意識を変える対処法を
お伝えしてきましたが、
ここからは
具体的にどう行動すればいいかをお話ししていきます。
4つ目は、
「親と同じ空間にいる時間を減らす」ことで、
物理的に距離をとることです。
家族に疲れて「一人になりたい」と
感じているとき、
リビングなどの共有スペースにいると、
親の視線や言葉、不機嫌な空気を
モロに浴び続けてしまいます。
頭の中で感情を
コントロールしようとするよりも、
そもそも同じ空間にいないようにするほうが、
一番確実に自分を守れます。
医師監修の記事では、
心の安定を守るための居場所づくりが次のように勧められているのです。
「とにかく、「家族の入ってこられない世界」を確保しておくことが大事。」「「いざとなったら逃げ場がある」ことで安心感を得られます。」
(出典:Medicalook)
親の手が届かない居場所を一つ持っておくだけで、
気持ちはずっと楽になるはずです。
実際に僕自身も、実家にいたころは
とにかく親と同じ空間にいないように
していました。
高校のころは、
自室にいる時間を増やすこと以外の対策は
していませんでした。
また、22〜24歳のころは、
外で過ごす場所として
毎週土日は彼女の家に行っていました。
家の中では自室、外では別の居場所と、
親と同じ空間にいる時間を
できる限り減らしていきました。
とはいえ、



ずっと部屋にこもっていたら、親の機嫌が悪くなるんじゃないか…



休日に家を空けてばかりだと、何か言われそうで怖い
と不安になる方もいると思います。
確かに、露骨に距離を取ることで
親が不機嫌になる場面はあるかもしれません。
ですが、親の顔色をうかがって
リビングに居続け、
無駄に心をすり減らす必要は
どこにもありません。
話しかけられたら
最低限の返事だけして自室に戻るなど、
できる範囲で
「同じ空間にいる時間」を減らし、
自分ひとりで息をつける
物理的な距離をとってみてください。
親からの詮索をかわすために返信のタイミングをずらす
出かけるときのストレスを減らすなら、
親から詮索される前に、
自分から最低限の情報だけ伝えておくことです。
出かけようとするタイミングで親から
「どこ行くの?」「何時に帰るの?」と
細かく聞かれると、
それだけで監視されているような
息苦しさを感じますよね。
親にあれこれ聞かれてしまうと、
そこから会話が長引いたり、
余計な口出しをされたりする
きっかけになります。
そのため、
聞かれる前にこちらから
用件だけ先回りして伝えておくことで、
余計なやり取りを防ぐわけです。
僕自身も22〜24歳のころ、
外出するときは親から聞かれる前に、
自分から行き先だけを
伝えるようにしていました。



ただ、ぶっちゃけ言うと、
自分から行き先を伝えても、
親からの詮索そのものは変わりませんでした
先回りして伝えたからといって、
必ずしも親の詮索が止まるとは限りません。
それでも、質問攻めに遭って
その場で消耗するのを防ぐ手段に
なるかもしれません。
なお、実家を出て親とまた連絡をとるようになった
25歳頃からは、
- 連絡の頻度は自分で決める
- どこまで話すか、しっかり線を引く
というルールを自分の中で決めて、
ちょうどいい距離感を保てるようになりました。
精神科医の記事では、
親と少しずつ距離を置くための具体的なステップが紹介されています。
「「メールやメッセージの返信のタイミングをずらす」「頻度を減らす」など、少しずつ接触回数を減らすことが「距離を置く」ということです。」
(出典:ダイヤモンド・オンライン)
同居中でも、
LINEや電話の返事を急がないようにすることはできるはずです。



自分から言ったところで詮索が変わらないなら、意味がないのでは?



そもそも親に行き先なんて教えたくない…
と感じるのも当然です。
親の性格によっては、
伝えても伝えても
さらに聞いてくる場合もありますし、
理不尽に感じることもあるはずです。
自分から行き先だけを伝えておくのは、
親を変えたり納得させたりするためではなく、
その場で自分が受けるダメージを少しでも減らすための自衛にすぎません。
同居している今は
「行き先だけ事務的に伝えて会話を切り上げる」
程度にとどめ、
詮索に付き合いすぎないようにすることが大切です。
睡眠や食事の生活リズムを崩さない
同居生活を耐えるなかで見落としがちなのが、
「睡眠」や「食事」といった
日々の生活リズムを整えて、
体力を保つことです。
親からのストレスに日々さらされていると、
自覚のないうちに心身がすり減り、
毎日の生活までボロボロになってしまいます。
実際、国立精神・神経医療研究センターの
「こころの情報サイト」でも、
うつ病になると身体に現れるサインとして、
- 眠れない
- 過度に寝てしまう
といった睡眠の乱れが挙げられています。
(出典:こころの情報サイト(国立精神・神経医療研究センター))
規則正しい生活を意識して、
自分の身体が出しているサインに気づいてあげるだけでも、
ずいぶん気持ちが楽になります。
とはいえ、当時の僕自身を振り返ると、
実家にいたころは
生活を守るために
特別なことをしていたわけでは
ありませんでした。



家を出て一人暮らしを始めてから、
寝つきや寝起きが変わりました。
実家にいた頃の、毎朝の
あのドヨンとした重い感じが消えたんです



親と同じ家にいるだけで限界なのに、規則正しい生活なんて気にする余裕はない…



ストレスで眠れないのに、整えろと言われても困る
と思うのも無理はありません。
毎日が緊張と警戒の連続だったら、
健康的なリズムを保つこと自体、
すごく難しいはずです。
だからこそ、
完璧な生活リズムを目指そうと
気負う必要はありません。
まずは「最近ちゃんと眠れているか」「食事を抜いていないか」と、
自分の心や身体の調子を少し気にかけてみてください。
もしうつ病かもしれないと思ったら、
我慢せずに早めに専門家へ相談しましょう。
一人で抱え込まずに家族以外の人間関係を強化する
同居中の息苦しさを少しでも軽くしたいなら、
家の外に話せる人や相談先を
必ず持っておいてください。
家の中だけで
親と向き合い続けていると、
親の言動や価値観がおかしいのかどうかすら
分からなくなって、
自分の感覚を
信じられなくなってしまうからです。
外の世界とつながってはじめて、
自分がどんな状況に置かれているのかが
見えてきます。
精神科医の見解でも、
家庭の外で安心できる人間関係を見つける重要性が説かれています。
「家族との人間関係に期待できないのであれば、「親友」や「パートナー」との人間関係に「安らぎ」「安心」を求めることは、心の安定に大きな意味を持ちます。」
(出典:ダイヤモンド・オンライン)
親と分かり合えなくても、
外の世界に信頼できるつながりを作ることが支えになります。
僕自身も実家にいた頃、
当時の彼女に家庭のことを
相談したことがありました。
そのときに毒親という言葉を知って、
「なんだ、僕のせいじゃなかったのか」と
気づくことができたんです。
一方で、友達に話してみても
状況を分かってもらえなかった経験もあります。
また、
気持ちを落ち着けようと本を読んだりカウンセリングについて調べたりもしましたが、
それだけで根本的に解決するのは難しいと感じました。実際、
当時の僕自身は警察や役所、
カウンセラーに直接相談することはありませんでした。
なお、もし家庭内で
親からの暴言や暴力がある場合は、
絶対に一人で抱え込まずに
公的な相談窓口を頼ってください。
今すぐ警察官に駆けつけてほしい
緊急の事件や事故なら「110番」ですが、
緊急じゃないけれど警察に相談したいときは、
全国どこからでも最寄りの警察の
相談窓口につながる「#9110」番があります。
さらに、厚生労働省の
「こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)」
といった窓口も用意されています。
(出典:政府広報オンライン)



僕もずっと一人で抱え込んでいましたが、彼女に話して「毒親」という言葉を知っただけでも、心がすっと軽くなりました。



でも、家庭内の恥ずかしい話を他人に相談するなんて抵抗がある



どうせ誰に話したって助けてくれない
と感じる方もいるかもしれません。
最初からすべてを解決しようとしたり、
いきなり大きな行動を起こす必要はありません。
家族以外の誰かに
少し本音をこぼしてみたり、
もしものときの公的窓口の番号を
知っておいたりするだけでも、
逃げ道になります。
親がストレスで限界なら家を出るべき?


同居を続けながらできる対処法を試しても、
どうしても親と一緒にいるのが
苦しくてたまらないなら、
実家を出て暮らす道を
本格的に考えてみてください。
この章では、
専門の相談窓口のことや、
実家を出ることを考えていい理由、
お金や親の反対への対処法、
そして僕自身が
実家を出たときの流れについて、
全部で4つのポイントに分けて
お話ししていきます。
セルフチェックで8個以上当てはまる限界に近いサイン
もし、夜眠れなかったり、
涙もろくなったり、
食欲がわかなかったりする状態が
続いているなら、
無理に耐え続けず、
早めに相談窓口や
専門家を頼ってください。
そうした変化は、
うつ病のサインのこともあるからです。
涙もろくなったり食欲がなくなったりするのは、
心と身体の限界が出ている証拠です。
医師監修の判定基準でも、
家族へのストレスが限界に近いときの過ごし方が呼びかけられています。
「★8個以上当てはまる →家族に対するストレスが限界に近い」「適度に家族と距離を取りながら過ごす時間を作るように心がけましょう。」
(出典:Medicalook)
心当たりが多いなら、
もう我慢して同じ家に居続ける必要はありません。
こうした悩みは、
お近くの保健所や精神保健福祉センターの
相談窓口でも話を聞いてもらえます。
(出典:こころの情報サイト(国立精神・神経医療研究センター))
僕自身も実家にいた頃は、
彼女に会いに行くたびに母が不機嫌になるような日々が続いて、
「もう限界だな」と感じていました。
そうして内緒で家を出ようと部屋を探して契約したのですが、
その書類を母が先に開けて中身を見てしまっていたのです。
僕は書類が届いたこと自体を
後から知ったのです。
その夜にいきなり呼び出されたときの、
会話の中身はあまり覚えていません。
あの日は自室に戻っても
眠れませんでした。



まだ会社や学校には行けているし、相談窓口に行くほど重症じゃない



自分が弱いだけなのに大げさにしたくない
とためらってしまう気持ちもよく分かります。
自分のつらさを
「大したことない」と思い込んで
我慢を重ねる必要はありません。
心と体に不調が出ているなら、
それはうつ病かもしれません。
一人で抱え込まず、
専門の相談窓口を
頼ってみてください。
毒親の影響を断ち切る最良の方法は家を出て親と同居しないこと
親と顔を合わせるのが苦痛で
逃げ出したいと感じている社会人なら、
実家を出て暮らす選択肢を
今すぐ真剣に考えていいんです。
どれだけ同居しながら
工夫や対策を重ねたとしても、
同じ屋根の下に暮らし続ける限り、
減らせるストレスには
どうしても限界がある
からです。
専門医である精神科医も、
親との関係を根本から断ち切る方法についてこう結論づけています。
「毒親の影響を断ち切る最良の方法は、「家を出る」「親と同居しない」ことに尽きます。」「実家の近くに家を借りては、意味がありません。」
(出典:ダイヤモンド・オンライン)
本当に自分の生活を取り戻したいなら、
親が気軽に来られない距離まで離れる必要があります。
僕自身、就職して
実家に戻った当初は
「3年くらいは平気だろう」と
軽く考えていました。
外泊から実家に戻って玄関を開けたときの絶望感は、
今でも忘れられません。
就職先の市役所は
実家から歩いて20分の距離にあり、
周囲から見れば
わざわざ引っ越す理由なんて
見当たらない状況でした。
そのため、
「ここからもう一生抜け出せないんじゃないか」
と、本気で怖くなりました。
結局、最初の1年は耐えたものの、
2年目に入ったところで
限界を迎えました。
実際、Yahoo!知恵袋でも
「正直もうすぐ限界かもと思ってしまいそうですが、新卒社会人ですぐ一人暮らしを始めるゆとりもないです。毎日両親に会うのが嫌です。」
「母と一緒にいると文句言われてケンカばかりしてるし実家を出たくてしょうがないんです。」
という声もありました。
(出典:Yahoo!知恵袋)



僕も実家に戻った当初は「3年くらいは平気だろう」と軽く考えて最初の1年は耐えましたが、外泊から戻って玄関を開けたときの絶望感は今でも忘れられず、2年目で限界でした。



新卒社会人ですぐ一人暮らしを始めるなんて甘えなんじゃないか



生活費のことを考えたら、実家にいたほうがお金も浮くはずだ
と罪悪感を持ってしまうかもしれません。
親との縁を無理に切る必要はありませんが、
自分の心を守るために
「物理的に距離を置く」ことは、
決して間違いではありません。
実家を出るのはゴールじゃなくて、
自分の人生を取り戻すスタート
なんですから、
罪悪感を持たずに準備を進めて大丈夫です。
「殴られているわけでもないのに離れたいなんて甘えではないか」と、自分を責める必要はありません。
※実家暮らしで家族と離れたいなら、本気で離れていい。その理由はこちらの記事で
お金がない・親に反対される不安があっても家を出ることは考えられる
手元にお金がないことや、
親から強く反対される不安があっても、
家を出ることは十分に可能です。
実家を出るために必要なのは、
親の賛成や、十分すぎる貯金ではありません。
実際にかかる費用を知って、
手続きの進め方さえ押さえておけば、
不安でもどうやって家を出ればいいか、
ちゃんと見えてくるからです。
実際、僕が実家を出たときの貯金は
50万円でした。
初期費用には40万円以上かかったため、
手元に残るお金を考えると
決して余裕なんてありませんでした。
それでも、一つずつ段取りを進めて、
実際に家を出て
自分の生活を始めることができました。
※お金がない状態から家を出た僕の体験と費用の工面はこちらの記事で


※一人暮らしを反対されたときの向き合い方はこちらの記事で
もちろん、



ギリギリの状態で出て生活が立ち行かなくなったらどうしよう



親の反対を押し切って出るなんて罪悪感がある
と足がすくむ気持ちも痛いほど分かります。
だからこそ、
無理に今すぐ飛び出す必要はありません。
大切なのは、
「お金がないから」「反対されたから」と
最初からあきらめてしまうのではなく、
家を出て距離を取る選択肢も
ちゃんとあると知っておくことです。
話し合いを避けて水面下で約2ヶ月準備し鍵を受け取った瞬間
親とまともに話すこと自体が苦しいなら、
事前に話し合って
説得しようとするのではなく、
水面下で準備を進めて
家を出たって全然構いません。
余計な衝突を避け、
確実に自分の安全を守るためには、
親に知られないよう手続きを進めて
「もう決まったこと」にしてしまうほうが現実的です。
僕自身も、
親とは事前に一切話し合わず、
1月から水面下で部屋探しを始めました。
水面下の準備期間は約2ヶ月。
仕事帰りに1人で不動産屋に通い、
親に気付かれないよう部屋を探しました。
契約のときも、
保証会社を使って、
保証人の欄には何も書かずに進めました。
ところが部屋を契約したあと、
新居の契約書類が郵便受けに届き、
母が先に封を切って中身を見ていたのです。
帰宅したら問い詰められ、
結局「契約解除してこい」と言われました。
僕は「してきます」と嘘をつきましたが、
実際には契約解除はしませんでした。
そのあとは、
書類の受け取り方を不動産屋での手渡しや郵便局留めに切り替えました。
そして引っ越し当日の土曜の午前中、
「彼女と旅行に行ってくる」と
嘘をついて家を出たのです。
不動産屋の担当者から
カギを受け取った瞬間、
「これから俺の人生がスタートする」と
思いました。
ただし、家を出る準備を進めている間も、
気が楽だったわけではありません。
部屋探しをしていた夜は、
実家を出られる解放感と
これからの生活への怖さが入り混じっていて、
日によって気持ちが揺れていました。
※僕が実際に毒親と離れてどうなったのか、離れてよかった5つの理由はこちらの記事で
※家を出るまでの具体的な手順はこちらの記事で





親に嘘をついて勝手に出ていくなんて、後ろめたい



家族なんだから、最後くらいきちんと話し合うべきじゃないか
と悩むこともあるはずです。
真っ直ぐ向き合おうとするのは、
あなたが誠実だからこそです。
けれど、話し合いによって
心がさらにすり減ってしまうなら、
無理に親を納得させる必要はありません。
水面下で生活の準備を進めて、
自分のタイミングで
新しいスタートを切っていいのです。
まとめ:親がストレスでしかない毎日から自分の生活を取り戻そう
毎日親の顔を見るだけで息が詰まり、
「親がストレスでしかない」と感じていると、



親を変えなきゃいけないんじゃないか



仲の良い家族に戻らなきゃいけないんじゃないか
と自分を責めてしまいがちです。
ですが、親を変えようと頑張る必要はありません。
元に戻る必要なんてありません。
無理に関係を修復しようとするのではなく、
ちょうどいい距離をとって付き合っていけば
それで十分です。
同居を続けながら
家の中でうまく距離を取るのか。
それとも実家を出て、
物理的に離れるのか。
どれくらい距離をとるかは、
親が決めることではなく、自分で決めることです。
自分の人生は、自分で決めていいのです。
そして、
家を出て終わりではなく、
そこからが始まりですからね。
家を出たからといって
親との関係がそこで全部
終わるわけではありません。
僕自身も、25歳頃に
親とまた連絡を取るようになってからは、
連絡の頻度や話す内容を自分で決めて、
距離を保ち続けています。
焦る必要はありません。
まずは今の生活の中で、
できる範囲で少し距離をとるだけでもいいので、
自分がラクにいられる生き方を、
自分の手で選んでみてください。
「このまま親の言いなりで生きて本当に大丈夫だろうか…」
「でも、何から始めればいいかわからない…」
そんな毒親育ちのあなたのために脱出ロードマップを作りました。
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